映画、銀魂実写化は大成功!?実写版銀魂を見てきた (ネタバレ少しあり)
昨今のマンガ実写化映画化の煽りを受けてこぞって映画会社が色んな映画を出し始めた今日この頃、オタクの同士の皆様怒りに震え握りしめたその拳は政治にぶつけよう!←
ということで今回は、勇者ヨシヒコシリーズの監督で有名な福田雄一さんが手掛けた実写版銀魂を見てきました。
そもそもなぜ実写化を嫌う私が銀魂を見たかと言うとこの福田雄一さんが監督だというのを知ったからなんですね。
勇者ヨシヒコとは
映画『大洗にも星はふるなり』でもタッグを組んだ福田雄一脚本・監督、山田孝之主演による「ローコスト冒険ドラマ」[4](オープニングタイトルでも「予算の少ない冒険活劇」と明記している)。
放送開始前からメディアの報道では「ドラクエ風」であると紹介されていたが、実際にドラクエ発売元のスクウェア・エニックスも「協力」としてクレジットされており、多くの回でスライムの張りぼてやゲームと同じ効果音など、ドラクエそのままの要素が用いられている[注釈 1]。また、ドラゴンクエストシリーズ公式サイトからも本作の公式サイトにリンクされている。
なお、作品自体の構想は本編と同じ低予算を謳ったコメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』から来ており[5][出典無効]、それを意識したパロディやギャグも見られる。また、アバンタイトルで本筋とは無関係のスケッチ・コメディー的な戦闘シーンなどが展開されるのも特徴のひとつである。
キャッチコピーは「非常識だから、冒険なんだよ。」。
シリーズがめちゃ出た大人気深夜ドラマですね。流行りの俳優陣を使ってやるシュールな笑いが最高に好きでした(笑)
そして、実写化が決まった際の空知さんのコメントもなかなかにパンチが効いてて面白かった。
銀魂は今の将軍暗殺編も追ってる原作大好きマンの私が満を持してこの映画のレビューを書いて行きたいと思います。
銀魂を見る前に
まず今回の銀魂は、原作では人気で何度も再放送されている紅桜編の部分がメインの話である、というのを最初に理解しておいて欲しい。
ここで最初に見るかどうかを判断してほしい。原作を読んでいるファンの方には、大まかに二種類いる。銀魂は完全に【コメディ】笑いだと思って読んでいる方と、【人情もの】泣かせる話だと思っている人がいる点だ。前者の方は、銀魂の長編シリーズは肌に合わない人が多くもっと笑いをだして欲しい。後者の方は、新選組や万事屋のメンバーのカッコいいところがもっと見たい!となるのでレビューにもバラツキが出る。
で、肝心の映画はというと
笑い7:感動3だった。
そこを理解していれば今回の銀魂は楽しめると思う。
銀魂の良かった所・悪かった所
・福田監督の笑いがハマれば面白い
元々私が実写版を見ようと決めたきっかけがこれだった。コメディ映画の善し悪しは監督の笑いのツボが合うか合わないかで決まる。なのでヨシヒコシリーズが大好きな私みたいな方は、確実にハマるし面白い。
まだ見た事ない方は1度NetflixやAbemaTVなどで見てみるのをオススメする。まあでも原作の銀魂の笑いもシュール系だからかなり笑いの点に関しては似ていて面白いとは思います。
・アクションシーンがかなり良かった
これは意外だったが岡田似蔵との戦いにせよ維新志士のメンバーの戦いにせよかなりアクションに力が入っていた。めちゃくちゃかっこよかったです。ヅラめちゃつええw
・キャストのハマり役とハズレ役の差が激しい
実写化に当たって1番鬼門となる部分。正直これに関しては配役が完璧だったなんて事はまずないものと思っていただきたい。三次元が二次元を超えるという事はほぼないからだ!
それも踏まえて主要キャラを感想も含めて見ていきたい。
坂田銀時(小栗旬)
一番の肝である銀ちゃん。死んだ目をしたいぶし銀の侍!
正直に言うとハマり役ではなかったが、安牌ではあった。ここのキャストがコケると作品全体に影響が出かねないってのも考えたら小栗旬で良かったのかもと思える。本人のやる気も凄まじくウィッグを被った上で地毛をしっかり染めて撮影に挑むその姿勢は素晴らしかった。信長ネタは笑ったw次回作あったら脱ぐのかなぁ?←
志村新八(菅田将暉)
グラブってる男菅田将暉!だいぶ原作より可愛くなっちゃいましたね。ツッコミポジとしてもうちょい期待してたけど、原作の阪口さんの勢いには負けてました。けれども出身が関西なので空気を読んでのツッコミはちゃんとしてたし、吉野家メンバー(CMで共演)の佐藤二郎さんとの絡みは最高に面白かった!
神楽(橋本環奈)
100年に1人のアイドルが全力で鼻くそほじりゲロを吐く!体当たり全力演技な部分は賞賛できます。
まあしかし肝心の演技と笑いに関しては正直かなり物足りなかったかな。
めちゃくちゃ可愛かったけど!
さだはると並んでる絵はとても可愛かったけど!
万事屋メンバーはボケもツッコミも両方やらないといけないからかなり難しい役どころなんですよね。監督はちゃんとそこも踏まえてネタも用意してたしそれは面白かった。
お妙(長澤まさみ)
頑張ってましたお妙さん!長澤まさみめちゃ頑張ってた!正直完全にハマり役とまではいかないまでも、ドラゴンボールのくだりは最高に笑ったしキレたらめちゃくちゃ怖いあの原作の感じは出てたのでなかなか良かったのではないだろうか。
桂小太郎(岡田将生)
いやぁいい役どころ貰ったなぁ岡田くん。紅桜編でのヅラはイケメン要素が強いからここはイケメン持ってきて正解だった。エリザベスともうちょい笑い入れて欲しかったけど。ヅラのアクションめちゃかっこよかった!
土方十四郎(柳楽優弥)
驚いた。アオイホノオでコメディも出来る柳楽君、正直かなりハマり役だった!紅桜編ではそこまでイケメン要素は要らないので、笑い要員としてしっかり活躍してました。新選組編があったらもっとかっこよくなるかなぁと期待!
沖田総悟(吉沢亮)
なんだこのイケメン!全然マークしてなかったわ!見た目は完全にハマってましたね。しかし……
Sっ気が足りない……惜しい……演技ももっと沖田に寄せて欲しかった。
ただただかっこいい沖田でした。
高杉晋助(堂本剛)
KinKi Kids大好きマンの私としてはかなり気になる配役だった高杉。どうなるかなと期待半分不安半分でしたが…。
結論から言うと原作とはちょっと違うイメージではありました。荒々しい鬼兵隊を操る破壊神なんですが今回ではどこか儚い感じがでていて愁いを帯びた感じになっていました。ここはかなり高杉ファンからしたら叩かれてしまう要因になるかも。しかし、最後のおみ足がねおみ足がね!!!とても良かった←
そして、ヨシヒコ枠の佐藤二郎さん(武市変平太)とムロツヨシ(源外)は、完全にキャラぶっ壊れでしたww
ここで完全にふざけてきましたね、個人的にはこの俳優さんが好きなので私てきにはありでしたが原作ファンには怒られるかも。面白かったんですけどね。
後個人的に良かったのは松陽先生の使い方。アニメ版で務めた山ちゃんを声優として起用し、本編では顔は出さずに使ったあのやり方は上手いなと思いました。みんなのお師匠だしここは崩せないですしね。
主要キャストもそうですがかなりコメディ寄りに集められたかなという感じにはなっていました。当たり外れがかなりある分原作ファンからしたらそれはないだろうという所もあるように感じました。まだおがいなかったのが個人的に一番気にいらなかったんですけどね!!!後はお登勢さんも!!
まとめ
キャストに色がでた分、そこらへんで好き嫌いが別れるとは思いますが笑いの感じ紅桜編の素晴らしいストーリー性もちゃんと大事にされていて銀魂らしい映画に仕上がっていたのではないかと思います。
これ個人的にはこのキャストで深夜帯のドラマ枠でやったら面白いんじゃないかなと思いましたね。30分ぐらいでコメディ回やってたまに特番で歌舞伎町四天王編とか!
絶対みるのになぁ←
と思って、検索してみたらなんとdTVさんで新選組の泣ける話ミツバ編がやっているじゃないですかぁ!!!
こちらも映画に先駆けて配信され始めたのでぜひぜひチェックしてみてください!
今後の展開にますます期待の銀魂でした!