電撃アルティマニア

ゲームと映画をこよなく愛する社会人。ゲームは私の人生の教科書、ゲーム脳なんてくそくらえ!!

ゲーム名作選 ゼノギアス

 


  私はそこそこゲームをプレイしている、人に自慢できるほどではないがゲーマーと呼んでも差し支えないだろう。そんな私が全力でおすすめする名作ゲームをただただ紹介するブログがあってもよいのではないかという事で今回の記事を書いてみる。

 

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今回紹介するのは初代プレイステーションソフト『ゼノギアス』だ。

初代PSにはなかなかの粒ぞろいのゲームがある、魅惑的なハードだがその中でもこちらのゼノギアスは隠れた名作と言っても過言ではないだろう。聞いたことはあるがやった事はないという人がほとんどだろうか。という事でこのゲームの魅力ポイントを紹介していきたい

 

 

大人向けのストーリー

創始暦9999年。北の大陸イグニスを舞台に東西の国家が戦争を繰り広げていた。東のキスレブと西のアヴェの両国は、約300年もの長い間、泥沼の戦争を続けていた。両国は過去の遺跡からギアと呼ばれる巨大な人型戦闘兵器を発掘し、技術解析をしながら戦争を拡大していった。戦局は遺跡の数が多かったキスレブが有利となっていったが、いまだ戦争を終結させるほどのものではなかった。永きに渡る膠着を憂いたアヴェの王はキスレブとの和平を実現させつつあったが、宰相シャーカーンがクーデターを起こしたことで頓挫した。更にゲブラーと呼ばれる高度な科学技術を持った正体不明の組織がアヴェ側に付き、アヴェは圧倒的不利だった戦局を五分まで回復させる。国境付近のラハン村に住む主人公の青年フェイを中心に物語が進んでいく。

 

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 まずこのフェイ、自分の記憶がない。3年前この村に傷だらけで倒れているところを救ってもらった過去がある。それ以来どこの素性かもわからないこんなフェイをラハンの人たちは温かく迎え入れ今まで一緒に生活していてくれたのだ。そして物語の始まりはフェイをとりわけ世話してくれた親友ティモシーとアルルの結婚式からスタートする。この二人の結婚式を盛大に祝うため準備に大忙しのフェイ。

 

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こんな感じの淡いやりとりもある。

そして準備を終えた夜、物語は急展開を迎える。

轟音と共に突如ラハン村に飛来する新型ギア。それを追うように他のギアも続々と降下し戦闘が始まってしまう。そして一発の流れ弾がティモシーに・・・。

残った村人たちを護る為、見たこともないギアにフェイは乗り込み単独で闘いを挑みます。なんとかある程度ギアを倒すものの、突如フェイの乗った新型ギアが暴走。村を巻き込み大爆発を起こしてしまう。多くの被害者を出してしまったフェイは村を出る決意を固め、新型ギアと共に当てのない旅に出るのであった。

 

まあ、暗い。なんとまあ暗いオープニング。しかし話はそこからどんどんと面白くなっていく。なんてったって当時では容量が足りずまさかの2枚組。しかもさらにそれでも容量が足りなく後半の展開がノベルになるという圧倒的なボリューム。

そして当時では考えられないぐらい大人向けのストーリー、まあそのおかげで子供向けのゲームが売れていたこの時代にはそこまでピックアップされることがなく埋もれてしまったのだ。とても惜しいこのゲームが今の時代に生まれていたらあるいは人気作になったであろうことは間違いない。ここまで書いた通りRPGにおいて最も必要となるストーリーに関してはほかの有名作品に十分負けず劣らずのゲームなのはいうまでもない。

 

当時では革新的な戦闘システム

RPGにおいてストーリーに大事になってくるゲームシステム。その点においてもこのゲームは斬新的だった。通常のターン制の戦闘にプラスされたのがコマンドシステム。

言うなればFF6のマッシュのようなコマンドを入力して技を出していく。

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面白いのがこのコマンドを全て打たずチャージしていくと溜まったコマンドを次に持ち越せるのだ。

そして一気にその溜まったコマンドを解放して連続して技を撃ち込んでいく。

 

これが気持ち良い

 

2Dのキャラクターの多彩な技をみるのがかなり楽しいのだ。

そして、このゲームの最も歯ごたえがあるギアに乗って戦うギア戦。これが非常に難易度が高い。キャラクター全員にそれぞれかっこいいギアがありそれをカスタマイズ。大型のボス戦では、このギアをしっかり整備していないとまずやられる。

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ギアには燃料という概念がありそれがなくなると動くことすらできない。その燃料に気をつけながら戦わなければいけないのだ。これが非常に難しい。

大技を撃つには当然エネルギーを多く消費する、しかしこつこつダメージを与えていては時間もかかるしこちらのダメージも多くなる。そしてボス戦にもギミックが用意されていてそれをうまく利用して戦ったりするのがまた楽しい。

 

素晴らしすぎる神BGMの数々

あと忘れてはいけないのがゲームを彩る音楽もまたこのゲームは非常に優れている。

RPGをいくつかやった事のある人ならわかるだろうがオーケストラ楽曲が優れている作品はだいたい神ゲーだ(偏見

RPG作品の多くは世界観の壮大さを表現するために主に管楽器などのオケ曲が多く収録されている。初めて広大なマップに出た時、飛空艇や翼竜の背に乗り青空に飛び立つシーンなどにオケ曲は非常にマッチしている。ゆえにゲーマーの多くは管楽器が好きなはずだ。

その点においてもゼノギアスは負けていない。ギアに乗って戦うシーン巨大戦艦を操りフィールドを飛び回る音楽・・・どれもが最高なのだ。

そして、物語の根幹に関わる大事な話に流れる遠い約束。こちらの曲が非常に素晴らしい。(一時期寝る前にかけていた)

 

とまあ色々書いてきたがここまで読んでくれた方に少しでもこのゲームの素晴らしさが伝わってくれたのなら幸いだ。ちなみに私はゼノギアスをプレイしてしばらくの間缶詰を食べられなくなった。ある意味トラウマを生み出す怪物作なのだ・・・w