電撃アルティマニア

ゲームと映画をこよなく愛する社会人。ゲームは私の人生の教科書、ゲーム脳なんてくそくらえ!!

Fallout76は本当にクソゲーなのか?実際にプレイしてみて魅力を語る

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 11/19に発売されたfallout76。海外レビューでは10点中脅威の2点を叩き出してしまうという残念な結果を残してしまったこのゲーム。

 

 しかし、最近fallout4をはまり込んだ私がその期待値を胸に友達とプレイしてみた結果いやめちゃくちゃ面白いじゃんという驚きに包まれたのでレビューのみで買うのを辞めてしまっている方々のためにこのゲームの魅力を存分に語っていきたい。

 

 

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falloutとは

今や世界で抑止力として働いている撃たれることのない兵器核ミサイル。

この核ミサイルを使った世界規模の核戦争が起こってしまった、近くない未来の世界を舞台に色んな勢力と協力または敵対してこの世界を生き延びていくというサバイバルアクションゲーム。

荒廃した世界を一人、時には仲間と共に探索して自分だけの拠点を築く。廃墟大好きな人間もFPS好きもビルド系が好きな方にも深く刺さるゲームだ。

このゲームの最大の特徴といえば、圧倒的に楽しいゴミ拾いになるだろう。

 

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廃墟のごみを漁りそれをスクラップビルドして武器を作り家を建てる。一見して地味でつまらなさそうと思うがこれがまた非常に楽しい。(大事なことなので)

自分だけの城を一から築き上げていくというのはやはり男の憧れだろう。

そして核によって汚染されてしまった魅力的なクリーチャー達。頭が二つに分かれた牛や驚愕のでかさのローチ。放射能汚染で正気を失ってしまった人間達。

 

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いやぁ、かわいい。

そしてこの世界で語られる様々な人間模様、それもまた面白い。正義の反対は悪ではなくまた別の正義だという事をまじまじと見せてくるストーリーも引き込まれる。

 

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fallout76の世界

今回の舞台となるのはいよいよアメリカ合衆国。2102年最大規模の核戦争によってアメリカに落とされた核爆弾。アメリカはこの国の未来を一部の有望な人間達に託しVaultと呼ばれる地下シェルターに避難させる。私達はそのVault居住者となり戦争から25年が経ったこの荒廃したアメリカを舞台に新しい建国者となる。

 

なぜ不評だったのか

ではここからはなぜこのfalloutの新作がここまで評価が低くなってしまったのかをよく言われるている指摘ポイントを踏まえつつ調べていきたい。

 

まさかのオンラインゲーム化

今回最大の評価ポイントでもあり賛否が分かれた所ではあるだろう。オンライン専用ゲームになり同じVault居住者の仲間たちと時には協力し時には戦ったりして世界を築く。

これに関しては良い所と悪い所がくっきりとしたというのが正直な感想。

良い所としては、今までNPCとだけ一緒に旅をしていたのが最大で4人でチームを組んで協力してクエストをこなすのはとても楽しくみんなのキャンプを見に行くのは非常に面白い。キャンプで建てられる家のバリエーションもバージョンアップでどんどん増えてきているしかなり個性が出るのは間違いない。

悪い所としては今までのシリーズを孤独で回る事が楽しい!と感じていた人達にとっては悪く思えるだろう。色んな他のプレイヤーが必死こいて廃材を集めるのを見てると詫びさびとは?と思うこともある。そしてやはりオンラインにありがちな一人ではクリアできないクエストの難易度にもストレスを感じるだろう。今はまだクラン的なものが出来上がってないぶん野良でこういった協力クエストはかなり厳しい。色々まだ修正が入るだろうがオンラインが苦手な人は確かに不向きではある。

 

NPCがいない

この不満も結構多くみられた。前回のfallout4では最大4つの勢力のわちゃわちゃした戦闘が楽しかった部分もあるしNPCのクエストをクリアしていく楽しみがなくなったのは確かにつらい。しかし、プレイした人ならわかると思うが今回の76の世界、逆にNPCがいない方が世界観として成立しているのである。前回で放射能汚染により凶暴化してしまった人々【グール】がいたのだがその中にも新しい病気(スコーチ病)が蔓延しスコーチと呼ばれる新しいクリーチャーが生まれた。このスコーチ病のせいでこの世界にいた残りの人間も感染をおそれこの国から退避してしまった。だからこそ街には機械とクリーチャーしかいない。

 しかし、だからといってつまらないのかと言うとそうでもない。色んな町の色んな人間がホロテープ(録音されたメッセージ)を残している。これが25年前爆弾が落とされる前新しいアメリカになることを期待し時には絶望した人間達の残したメッセージが物凄くエモい。

こんな田舎からすぐ出てってやる!と意気込んだ若者や隣の家の女の子に告白するか悩む男、いつもと変わらず終わりの日まで店を開くと決意した店主。その人たちの亡骸を見ながらホロテープを聞く。本当にエモい。

 

グラフィックが前のシリーズと一緒

これに関しては、確かに残念な所ではあった。キャラクリエイトの段階でほとんど変化がなかった事には悲しかった。

しかし、だからといって全体的に変化がないかというとそうではない。

なんといってもフィールドのグラフィックに関しては、目を見張るものがあるだろう。

前回fallout4

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今回の76

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前回の4に関しては廃墟の色味がどうしても汚く、ずっと同じように見えたが76に関してはちゃんと町ごとに違いが表れ景色がそうとう綺麗に感じた。この綺麗なフィールドで一から建てるキャンプってのはなかなかにおつな所がある。まさしくゆるキャンである。

 

PvPが微妙

サバイバルゲームとしてある程度重要な要素であるPvP(プレイヤー同士の戦闘)。

こちらに関しても確かに不満が出るのは一理ある。そもそも76においてのPvP要素がおまけ程度にしかないという事が主な原因となるだろう。まあそもそも協力してアメリカ立て直そうという人たちが普段からドンパチやってたらそれはそれで問題もあるような気がするが。

不意打ちをしかけようにもお互いの了承がなければ戦闘がおこせない、しかも先に了承してない段階で攻撃をしたとしてもダメージはほぼ入らず場所が相手に筒抜けになるというのはかなりのデメリットだ。しかしこちらに関してもバージョンアップで改善されるというのは公式から発表があったのでそちらを期待するしかない。

パワーアーマー同士の激しい戦闘っていうのも確かに見たいは見たいんだよなぁ。

 

中身がほぼβ版で薄い

これも結構多かった。先ほども言ったNPCの人間がいない、ホロテープのみでクエストが物足りない。といった方々がこの意見を多く持たれている。

しかし思い出してほしい。先ほども書いた通りこのゲームの最大の魅力は探索とスクラップビルド。こちらに関しては前作とは大きく違う。まず規模がでかすぎる。

80時間を費やした友人ですらまだ行ったことがないダンジョンがあるほどの広大なマップを冒険する楽しみが何よりも大きいのだ。そして、これだけマップが大きいと当然バージョンアップでどんどんクエストが増える期待性がある。そう結局はバージョンアップ次第なのだ。

 

以上の点を踏まえて、この新作を買うか悩んでる人は参考にしてほしい。オンラインの強みであるバージョンアップがある分他のゲームと比べて将来性があるし何よりもこの広大すぎるマップを走り回ってゴミ集めをする楽しさを皆さんにもぜひ味わってほしい。

 

後個人的にうれしかったのはフォトモードが搭載されたのも大きい。自分の拠点を色んな角度から撮るもよし

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こういった映え狙いの写真も撮れるのでぜひこちらも合わせて楽しんでほしい。